骨の量(骨量)が減少し、骨が弱くなって骨折しやすくなる状態を、骨粗鬆症といいます。骨は、新たにつくられることと、溶かして壊されることを繰り返しているのですが、そのバランスが崩れると、骨がスカスカになって、骨粗鬆症と診断されます。閉経後の女性に多いのは、女性ホルモンの減少や老化と関わりが深いと考えられているからです。
予防には、カルシウムをとることが大事ですが、それに加えて、カルシウムの吸収を促すビタミンD、骨へのカルシウムの取り込みを助けるビタミンKなども必要です。カルシウムは、小松菜などの緑黄色野菜や、ひじきなどの海藻、豆腐などの大豆製品に多く含まれています。また、ビタミンDは、魚類やキノコ類からとることができます。さらに、ビタミンKは、納豆やほうれん草、モロヘイヤなど、色の濃い野菜から取り入れるように心掛けましょう。
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